
月


日に生まれたネル&リーシェのべびぃたん。
唯一の男の子、ぼくちゃんが今日、天国へ旅立ってしまいました。
わずか


gで生れてきたぼくちゃん。
自力でママのオッパイは吸えない。吸う力がないものだから。
哺乳で何とか頑張っておりました。
日がたつにつれ、もしかしたら・・・
と言う気持ちが出てきて。
でもここであたしが諦めては助かるもの助からないと・・・
何とかしようと頑張っても頑張っても、図る度に体重は減り。
いつしかあたしの中で、この子、助かるかな・・・
と言う気持ちになっておりました。
この六日間、何度、ぼくちゃんに頑張れ頑張れと言った事でしょう。
口に入れたミルクでさえ、ゴックンと飲み込む事もできなくなり。
どれだけ暖めても、体は冷たくなって。
この二日間は、あたしの手の中で眠ったぼくちゃん。
手で包んであげてると安心して寝てくれた。
ぼくちゃんが呼吸するたびに感じるお腹の感触。
ずっとずっと触れていたから、もうすっかり冷たく、かたくなってしまったぼくちゃんでも、
ポコポコと動くお腹の感触がある気がします。
ミルクを飲んでもやせ細っていくばっかりのぼくちゃん。
見るたびに骨が浮き上がってくるのが分かるから。
何とかしてあげたくても何も出来なかった。
今日の朝になり、口に入れたミルクは、口の脇からこぼれ出るばかりで。
呼吸するのもしにくくなっているのが分かったから。
ずっとずっと手の中で、ぼくちゃんもう頑張れって言わないよ。
もう頑張らなくてもいいからね。って
たくさんたくさんチューをしました。
もう虫の息で呼吸するのもやっとのぼくちゃんが、
頑張る、頑張ると小さい声で言ってるのを聞いて、
涙が止まらなくなりました。
58日目のあの日。
お腹を開けるとの決断をしたのはあたしです。
前置胎盤の子がいたり、首が曲がって入っていた子もいて。
あれ以上待っていたら、首が曲がっていた子は圧迫死していたことでしょう。
そして前置胎盤の子も、胎盤剥離がおこって、母子ともに命の危険にさらされていたでしょう。
だからあの日に切ってもらって正解だったのは分かります。
でも、ぼくちゃんにとってみれば。
まだまだお腹の中で過ごせて、成長できたハズだったのだから。
ぼくちゃんを未熟児で産ませてしまったのはあたしだから。
助けてあげることができなくて、ほんとにごめんね。
たった六日間と言う短い時間。
ぼくちゃんにとっては辛かった時間。
何のためにぼくちゃんはこの世に生を受けたのでしょうか・・・
ぼくちゃん一人だけ辛い思いをさせてしまってごめんね。
ホントにごめんね。
チームキッドのみなさんにも大変ご心配を頂き、お薬を分けて頂いたり、
ミルクを変えてみようとか、できることをがんばりなさいと、沢山お知恵を拝借しました。
あたしとは比べようもない程の数を育ててきてる、チワワ界を支えてきた方々なので。
本当に沢山、アドバイスを頂きました。
それでもやっぱり、あたしの力不足で小さな命を助けることができませんでした。
これも勉強。お父さんの言葉を忘れません。
先生、いい。さん、電話でも泣いてばかりでごめなさい。
小さなぼくちゃんが命を張って教えてくれたこと、絶対に忘れません。
こうやってあたしの手から離れていってしまう何とも耐えがたい悲しみは、
何度経験しても慣れる事ができるものではありません。
できれば、こんな悲しいお別れは二度としたくない。
いつもそう、心に強く思ってるのに。
命を扱うって本当に過酷な事です。
一つのミスも許されない。
ぼくちゃんがいなくなってしまって、あんなに気にしていた哺乳も、
そんなに必要がなくなってしまって。
ほんとに心に大きな大きな穴があいてしまったようですけど。
ぼくちゃんと一緒に生まれた三姉妹は、ママのミルクと少しの哺乳で、
まるまると赤ちゃんらしく成長してくれてます。
もう少ししたらおめめも開くのかな。
これ以上ミスを犯す事がないように。
しっかり、ぼくちゃんの分まで三姉妹を大切に育てるからね。
ぼくちゃんが自分の命を犠牲に助けてくれた命達ですから。
ぼくちゃんを育てるのと同じ。大切に大切にするからね。
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