ホントはこんな場所に書く必要がないこともわかってる。
でもこのままでは、
同じようなことが繰り返される。
同じように苦しむ犬が作られる。
同じように悲しむ人が生まれてしまう。
そう思ってあえて書くことにしました。
我が家の血統、マリンのラインは、我が師匠より譲り受けた貴重なラインです。
このラインを築くために、何が一番だったのか。
それは健全性です。
健全性を第一に考え、その上でチワワと言う犬種にこだわり、
決してスタンダードから外れることのないように
こだわり続けて築き上げられたラインなのです。
したがって健全性と言った意味において
、血縁をつないでいくために不必要なカラー因子は一切持たず、
現実的ではないのを承知で、すべての疾患を排除したい。
そういった思いでここに至っております。
それはこのラインを作ってきた諸先輩方がずっとこだわってきた事で。
これこそがプロのブリーディングだと思います。
が、しかし。
このラインの中で回しきれるほどの血がいないのも現実。
インブリード、ラインブリードにも必ずくる限界があります。
そこでアウトブリーディングが必要になってくるのですけど。
一体どれだけの数の仔犬を出してるのか?
あたしには知る由もありませんが。
仔犬たちのその後を見ているのか?
少なくてもそちらの犬舎様出身犬で
ブリーディングを行われてる人たちが
周りにいらっしゃいますよね。
言い逃れだと思います。
我が家のラインの牝2頭。
それぞれが犬生において最後の出産でした。
最後の出産で生まれた子供。
もちろん今までの出産で、問題が起きたことのない母犬たちです。
我が家のラインにおいて、2頭の交配が2頭とも同じ、
最悪で今までかつて、出たことない、
最悪の結果になった。
血が合わなかった?
そんな簡単なことでは済まされない。
でもあたしは知ってます。
我が家だけではないですよね。
色々な疾患を発症されておられるようで。
この現実をどう見るのでしょうか?
知らないとは言ってほしくないです。
だって必ず耳に入ってるはずでしょう。
本来ならば、あたしもかわいい我が子達の事を、
こんな風に書きたくはなかった。
癲癇の発作で、両手両足を突っ張り、体をそりかえし、
目はどこを見てるのか、見えてるのかも分からない。
一生懸命名前を呼び続けても、力いっぱい、
歯を食いしばり目の前で耐え忍ぶ我が子を
ただただ、時間が過ぎるのをまつしかできない。
そんな我が子を見続けていかなかければならない
飼い主の気持ちを理解できますか?
一般オーナー様であればなおさら。
我が子に起きた現実を受け止められますでしょうか?
この子は障害児だから、もういらないって
言える飼い主さんはいるのでしょうか?
障害を持ってしてでも、一日でも多く、
幸せな時間を過ごしてもらいたい。
そう思って、悲しい現実と向き合いながら。
治ることのない治療を続けながら、
楽しい、幸せなハズの愛犬との時間を
いつもハラハラしながら過ごさなくてはならないのですよ。
脳の異常はね。何をしても直せない疾患です。
この交配は、これから我が家のラインをつなげていくためには
必要な交配でした。
そしてその娘たちは、我が家の期待の星でありました。
次のヒートが来たら、ねちゅ君と交配しよう!
この子とだったらきっと良い子が生まれてくれる。
そう思ってずっとずっと2年もの間、
楽しみに待ち続けておりました。
なのに、なかなかヒートが来なくって。
そんな矢先に癲癇が現れました。
癲癇が出てから、ずっと待ち続けていたヒートがきました。
もちろん交配ラインにはもう入れられません。
一度でも出てしまったらアウト。
プロであるならば、そうやって排除していくブリーディングを、
当然のようにされてきてるとばかり思っておりました。
ブリーダーだったらわかりますよね。
この交配の前にもわかっていたと思います。
それでも、ブリーダー相手の交配でこのようなラインを持ってくるって。
考えられません。
これから先もブリーディングをしようとしている相手に
悪意すら感じます。
理由は言う必要ありません。
疾患、奇形、そっとスタッドから外せばいいだけの話だったのでは?
そんな事を言っても。
世の中にはこのような事があふれかえってる。
何も今回のこのお話ばかりを言ってるわけではありません。
奇形が出ている同胎の兄弟をずいぶんな高値で、
平気で売っていらっしゃる犬舎様もおられますよね。
奇形がでたら、その場で首を捻って殺してしまう。
そんな方もいらっしゃるそうです。
生まれた事になっていない。
何もなかった事にして、それを使ってまた交配。
他人様のやっていらっしゃることは、
あたくしとは全く関係のないこと。
どんなブリーディングをしようが、
どんな犬のさばき方をしようが。
とにかく自分のラインだけは自分で守る。
そう思ってやってきました。
そう思っていたのに、守りきれなかったと言う意味においては
当方の責任です。
世の中騙される方が悪いんですよね。
つい先日までは・・・
こんな記事は書く事もなく、2本のラインは
交配ラインから外すだけで終わりにしようと思っておりました。
(心の中は煮えくり返っておりますけど)
でももうそうはいかないようです。
一番の被害者は疾患を持って、奇形と言う姿で生まれてしまった犬たちです。
一生病気と闘うためだけの犬生。
考えられません。
人間はうまく騙せても、犬は必ず。
良いも悪いも結果をだします。
そんな事、あたしなんかよりももっともっとご存知ですよね。
チワワと言う純血種だからこそ、もっともっと遺伝疾患や病気について
考えていかなくてはならないのではないですか?
自分の勝手だけで、不幸な犬を作ってほしくない。
もう悲しむ犬はここで終わりにしてほしい。
そう思ってこの記事をアップしております。
犬屋さんなら。
犬はお金ですからね。
子供も産めない、お金も取れない犬はおいてくおくだけ損ですよね。
はい。汚い言い方をすれば、我が家だってその通りです。
(厳密に言えば、犬屋さんのようで犬屋さんではありません。
だって犬様達。売ってないんですもの・・・)
老犬も増え、毎日健康状態に細心の注意を払いながらの生活。
そして仔犬たちのお世話。
ショードッグ達の管理。
そしてなによりこの頭数ですから。
そんな中に、これ以上手がかかる子が増えるのは、
正直な気持ちを言えば辛いの一言です。
でも、あたしはだからと言って、この子をよそには嫁がせない。
この子が死ぬ時まで治ることない病気ですが。
だからこそ、あたしのこの手で、
この子の命が少しでも幸せな時間になるように
あたしが管理する。
病院漬けにされて、負担の大きい検査や治療、そして投薬。
そんな日々をすごさせるつもりはこれっぽっちもございません。
だってどんな治療をしても完治することはないのですから。
あたしの言ってることはきれいごとでしょうか?
以前、思わず言ってしまったであろう あんな犬

そうです。我が家のラインは何度も何度も言いますが
かなり遅咲き家系です。
成長するには時間が必要ですから。
ですのでショーで走っている子たちは あんな犬 にしかみえないのでしょうね。
ショーで走るのはせいぜいチャンピオンになるまでの、
遅くても2歳前後だし。
早い子なんて1歳にもなる前にショーは終わってしまうんですから。
若い頃見てあんな犬と言うのであれば、
ぜひとも5歳になって、比べてほしい。
5歳になって、内臓疾患?癲癇や水頭?
そんな病気と闘って生きなければいけない犬生であるならば。
あんな犬でもよっぽど良い。
いくら我が家のラインであっても、5歳ともなれば、
さすがに見栄えも立派になりますよ。
あたしには他の方達の被害については書くことができません。
でも多くの人を巻き込んでしまったと
心を痛めて、やりきれない思いで。
犬たちに、オーナー様に心を痛めている人がいることを
どうか知ってください。
一番疾患を恐れていたあたし達が
こんな風に、いとも簡単に血を汚す事になってしまった事。
どんなに悔んでいるか知って欲しい。

ティモの子供、ひぃたん、ぷぅたん、みぃたん。
ネルの子供、 アンジェ、ジュジュ、のの。
この子たちは一切今回の件とは関係ございません。
カテゴリーでベビーを見て頂く方が一気に増えておりましたので。
念のため記載させて頂きます。
もう唯一、この子たちのラインで残していくしか道はなくなりました。
癲癇を発症した本犬。またその母犬。
全て交配ラインからは外されておりますので、我が家では
この2本は一切使えない。使わない。使っていない。
悔しくて仕方が無いのですが、これが現状です。